中華街や山手西洋館などがある横浜は国際色豊かな街で、様々な国の文化や食事を体験することができる。2023年11月に中区住吉町にオープンした「Tie ONE Beer House 」は台湾のクラフトビールと夜市料理が提供されており、横浜と台湾を繋ぐ新たなスポットとして注目されている。
店主の宮下洵は台湾人の母と日本人の父の間に台湾で生まれ、横浜で育った。彼の母が経営する盛華通商株式会社は、30年以上に渡り主に台湾と日本の貿易仲介をしており、台湾クラフトビールのEC販売も行っている。さらに台湾の魅力を日本に伝えるには、食事とビールが楽しめる場所を作りたいと考え、Tie ONE Beer Houseをオープンした。宮下は、学生時代にブリティッシュパブで働いていた経験からビールの楽しさに気づき、好きになったという。4つのタップビールは定期的に代わり、サイズはスモールとレギュラーの2種類から選ぶことができる。その他にも8種類ほどのグラスビールや飲み比べセット(¥2000)も注文可能だ。フードは台湾屋台で提供されるようなカジュアルなものが多く、「パリパリ春巻き」(¥300)と牛肉麺(ニューローメン(¥850))が特に人気だという。
Tie ONE Beer Houseでは月に1回のペースでイベントも開催されており、花文字や台湾茶を学ぶワークショップ、台湾にこだわったアフタヌーンティー会など、バラエティに富んでいる。情報はインスタグラムで展開されているので、興味があれば参加してみよう。気軽に台湾を感じ、プチ海外旅行を味わうにはぴったりの場所だ。