先日、友人の息子さんの結婚式の撮影をさせていただいた。伊勢山皇大神宮での神前式だ。伊勢山皇大神宮は横浜の総鎮守で、とても由緒ある神社だ。
日本人は、生まれた時に「お宮参り」を神社で、「結婚式」を教会で、お寺で「お葬式」をする。世界的に見るとこういう民族は珍しい。ところが日本ではそれが普通で、それどころか日本の文化となっている。
結婚式場探しサイト「ハナユメ」の調査によると、神前式は教会式の四分の一の割合だそうである。また、ドレスに比べると和装は着る人を選ぶので、ハードルが高いのだろう。しかしこの二人は、そのハードルを悠々と超えている。
彼は、体格が良く袴姿がとても凛々しい、花嫁さんもそれはそれは美しかった。どこから撮っても絵になる2人なのだ。
ちなみに、花嫁さんがかぶっている白い布は「綿帽子」と呼ばれるもので、教会式でのベールと同様の意味がある、と聞いたことがある。また、綿帽子を頭からすっぽりと被ることで、「花嫁を魔や災難から守る」という意味もあるらしい。
俺は2人に見惚れながら、この花婿さんなら綿帽子に頼らずとも花嫁さんをしっかり守る事ができるに違いない。と確信していた。
「二人の未来に幸多かれ!」