野毛は何十年もの間、安い飲食店がひしめく、少しノスタルジックな娯楽の地域として知られてきた。しかし、近年ではかなりきれいになった。というのも、新規の起業家が入居し、新しい世代を魅了する最新のレストランを開店している。その一つがノゲウエストエンドだ。都橋から徒歩数分のところにある。居心地がよく、こじんまりとしたこの店は、おいしいグリルの食事とクラフトビール、国産シードルを提供している。
日本の良質な酒類(日本酒、ウィスキー、クラフトビール)メーカーは、国際的に注目されている。おそらく国産サイダー製造業者もいずれそうなるだろう。今こそ試してみるときだ。メニューは5種の日替わりサイダーが900円で提供されている。国産クラフトビールは5〜6種類で、Sサイズ(200cc 700円)とMサイズ(330cc 900円)で提供。オーナーの加治は宮川町のクラフトビールの立ち飲みバー・エル ヌビチノも経営しているので、ここのセレクションも大いに期待できる。色々なドリンクを試してみたいなら、4種サンプラーセット(1400円~)がおすすめ。ビールとサイダーから4つ好きなものを選ぶことができる。クラフトビールとサイダーに馴染みがないという方も、店のスタッフが選ぶのを手伝ってくれるので安心だ。
店長シェフの東は料理とお酒のペアリングを推奨している。おすすめを彼に聞くか、自分で実験してみよう。メニューは日によって変わり、美味しいグリルフードをお手頃な値段で提供している。料理のスタイルは和食から中華やフレンチ、そしてたくさんのフュージョンと多彩。前菜の盛り合わせ(1300円~)から始めよう。野菜と魚介類ベースまたは肉ベースの2つから選べる。その後は、あなたの食欲次第だ。多くが1000円以下で、赤貝の冷燻や国産和牛の煮込みとズッキーニなどがあった。
ノゲウェストエンドには、長いカウンターと小さなテーブルがいくつかあり、さながら居酒屋のようで、親しみやすい雰囲気だ。禁煙なので、ドリンクの香りと味わいを堪能することができる。お酒を楽しもう。しかし素晴らしい食事と一緒なら、さらに格別だ。