デジタル音楽が主流の現代社会で、ここ数年レコードの人気がじわじわ再燃している。ストリーミング配信で手軽に音楽を楽しむのは便利だが、ゆっくりとお酒を片手にレコードで音楽を楽しむのは没入感がある。横浜駅から徒歩5分の距離にあるミュージックバー45では、数々のレコードをハイエンドオーディオのサウンドで体感することができる。
代表の眞木 慧は静岡県の出身で、19歳で横浜に出てきた。吹奏楽部の顧問をしていた父親や、好んで聴いていたラジオの影響でヒップホップやR&Bが好きになったという。ラジオで横浜の音楽シーンが熱いと知った眞木は、横浜のクラブで働き始め、その後はレストランの立ち上げなどを手伝っていたという。40歳を目前に控え、クラブ以外でも音楽を聴きながらお酒を楽しめる場所があればと考え、2023年11月にバーを開店した。普段は眞木の他に最大2名のバーテンダーがおり、クラフトジン(¥1320~)やウォッカ(¥1100~)、カクテル(¥1100~)などが提供されている。
横浜駅という立地から客層は国際的で、年齢層も20代後半から60代まで幅広いという。レコードは、横浜出身で世界的なアーティストとも共演したことのある、DJ kentaがセレクトしており、新旧ジャンル問わず幅広いラインナップだ。ゲストセレクターが入り、その日の音楽を決めることもあるため、新しく好きなジャンルを見つけるのにもぴったりな場所だ。ミュージックバー45では日頃の喧騒から離れ、音楽に癒される時間を過ごすことができる。