燻製ダイニング木 MOKUは、ハマッコオーナーの小原弓典・倫子夫妻が営む、自家製の燻製料理をメインに提供するレストランだ。店内に一歩足を踏み入れると、思わず深呼吸したくなるような香ばしいアロマに包まれる。この魅力的な香りの正体は、燻製に使われている山桜のチップ。もともとキャンプや山登りが好きというオーナーが、様々な種類のチップの中から燻製に一番合うものを選んだという。
美味しい燻製を作るには、初めに時間をかけて食材を乾燥させ、その後燻製マシーンでしっかり木の香りづけをする。MOKUで提供されている燻製メニューは約30種類だが、食材ごとに乾燥や燻製にかける時間、更には調理温度が異なるため、一品毎に細やかな調整が必要だという。
MOKUの燻製メニューの1番人気は、2週間かけて熟成された自家製ベーコン(400円)。この熟成ベーコンを使ったシーザーサラダ(700円)やカルボナーラ(1000円)はいずれも人気が高い。他にも味付け半熟卵(350円)、スモークチーズ(400円)などの王道の他、シウマイ(400円)、はんぺん(400円)などの変わり種の燻製も味わい深い。いずれも燻製にすることで余分な脂が落ち、凝縮された食材の旨味が存分に楽しめる。
筆者のおすすめは、燻製したタコをオリーブオイルとバルサミコ酢で和えた燻製タコのカルパッチョ(600円)。ビールやホットワインとの相性もばっちりだ。そして食後には燻製ホットコーヒー(400円)もお忘れなく。ちなみに人気の燻製ナッツは、横浜シネマリンとシネマ・ジャック&ベティでも販売されている。更にウーバーイーツやファインダインなどのデリバリーサービスにも参入しているとのことで、家でゆっくり飲みたい日のお供に、燻製をオーダーしてみるのも乙かも知れない。