海岸線に沿って小山が連なる三浦アルプスは、登山者にとって素晴らしい絶景ポイントと、自然を気軽に楽しむことができる場所だ。最も標高が高い「アルプス」でも、200メートル以下という低山だが、興味深い登山道がいくつもあり、気軽にデイトリップを満喫することができる。曲がりくねった道がたくさんあるので、私たちは冬にぴったりの小旅行として、一年の中で最も晴れ間の多いこの季節に、美しい景色を楽しむため遠足に出かけることにした。
京急逗子・葉山駅、またはJR逗子駅からバスで約10分(いずれも片道¥199)、風早橋バス停で下車し、そこから葉山教会を目指して丘を登ると、登山口が見えてくる。途中15breweryに寄り道をして、地元の美味しいクラフトビールをゲットしてからトレッキングに向かうか、帰りに立ち寄るプランもおすすめだ。(詳細は15brewery.blogspot.comにて) 登山口から約20分ほど歩くと仙元山展望台に到着、晴れた日には美しい富士山を望むことができる。さらにソッカ山頂に進んでいくと、南葉山と秋谷の広大な景色が広がる。途中登山道が分かれており、東逗子駅に向かう短いルート、乳頭山・横須賀までの長いルート(この場合は所要時間が数時間長くなる)、あるいは葉山町役場までの短いルートを選ぶことができる。
登山口は南郷上ノ山公園裏から始まる。砂利道を通って二子山展望台に向かうと、晴れた日には横浜と横須賀のパノラマを一望することができる。ここから先は更に自然が広がっていき、阿部倉山で富士山の絶景を見渡せるコースを進むこともできるし、乳頭山を追加することで長めのトレイルも可能だ。追加ルートでは、横須賀の景色だけではなく森戸川源流エリアを探索しながら、自然の中でリラックスすることもできる。その後は京急もしくはJR田浦駅へ向かい下山する。
今回紹介したコースはほんの一部だが、引きこもりがちな時だからこそ、大切な野外でのエクササイズを程良い眺望ポイントと共に楽しむことができる。ぜひ皆さんにも更なる探険をしてほしい。