横浜で古くから親しまれてきたこぢんまりとした店の数々が、時代の流れの中でのれんを下してきた。これは特に、我々のオフィスがある野毛地区では顕著に見られる。この場所に拠点を構えた10年以上前は、小さなバーや飲食店、昔ながらの事業者が迷路のように密集していた。今ではその場所のほとんどがオフィスビルやチェーン店へ変わってしまったが、それを街が発展していると思う人もいるだろうし、文化の衰退だと感じる人もいるだろう。今号の新コラムではそのような場所にスポット当てて紹介する。今のうちに、ぜひ足を運んで訪れてみよう。あなたが行くことで、もしかしたら廃業を免れることができるかもしれない。そうなることを願っている。