弊社に韓国と日本のハーフのウギという新入社員がいる。昨年彼女の面接の時に彼女から感じたパワーの源はそこにあったんだと、この写真を見て感じた。
核家族(nuclear family)とは、夫婦とその未婚の子どもからなる家族と定義されている。第二次世界大戦後の高度経済成長の過程で、大都市への人口集中等により、三世代家族等の大家族が減少し、核家族化が進展してきたとされている。
彼女は、韓国人の母、韓国人の叔父、フィリピン人の叔母、韓国人の叔母、韓国人の祖父母に囲まれた環境で育った。そこには、今の日本がいつの間にか忘れてきてしまった民族の魂がある。
彼女の写真から感じる、生命に対する愛情や情熱、感謝、尊敬はそこからきているのだろう
世界的な金融危機、雇用不足、給料の支払い遅延、多くの都市部における住宅市場のバブル、さらにコロナウイルス感染症などが理由で、家族はもちろん、自分自身を養うことも厳しい昨今、親の元へ帰ってくる子供が増えてきているという。これは世界的にも言えることだ。生命を繋ぐという人間の本能に従えば、家族が寄り添い支え合っていく、そうなっていくのは必然なのだろう。
彼女の写真から放たれている魅力は、アジア人の、いや、人間の忘れてはならないアイデンティティーなのだと思う。