山手に隠れ家的なビューティーサロンが誕生したと聞き、潜入してみることにした。グーグルマップを頼りに元町中華街駅から山手の坂を上ると、そのサロンは、あの瀟洒なフレンチレストラン、山手十番館と同じ敷地内にあることが分かった。美しい庭の奥に佇む、一軒の西洋風の建物の扉をノックしてみる。店主の長谷川恵美が笑顔で扉を開けてくれた瞬間、まるで甘酒か黒糖のような香りの、甘く温かい空気が私を包み込んだ。
今年2月に誕生したばかりのホリスティックサロン「ほのか」で施術されているのは、米ぬか酵素菌の力で体を温め、免疫力を高める、低温温熱療法と呼ばれるものだ。一見すると砂風呂のように見える真っ黒い米ぬか酵素風呂の中に裸で約15分間横たわるだけで、体が芯から温まり、たっぷりの汗が吹き出し、人が本来持つ自然治癒力が高まるという。
長谷川が米ぬか酵素風呂の魅力を世に伝えたいと思ったきっかけは、自身が病気をし、その後、酵素風呂の力によって健康を取り戻したことだ。微生物の働きは健康に欠かせないと実感していた長谷川は、兵庫県の米ぬか酵素風呂施設を訪れた際、その良質のぬか床に惚れ込み、その場でオーナーに頼み込み、のれん分けしてもらうことになった。「酵素風呂は直接的に病気を治すのではなく、自分のエネルギーを高めるもの。皆が自分のやりたいことをやれる元気な体と心があれば、街がもっと元気になる」と、横浜出身の長谷川は笑顔で語る。
「とにかく肌がつやつやになり、出たあとも体がずっと温かい。そして出た後のスッキリした感覚が最高」と、弾けるような笑顔で体験談を語ってくれたのは、今回で2度目の利用という横浜在住の鈴木孝子さん。彼女の肌は、お孫さんがいる年齢というのが信じられないほど、確かに輝きと透明感があり美しかった。通常1回の施術で4,500円という設定だが、現在なんと、5,400円で3回も楽しめる初回限定お試しキャンペーンが実施されている。男性もハマる人が続出中ということで、メンズデーも設定されている。山手の隠れ家サロンで、あなたもスッキリしてみてはいかが?