野毛地区は、本当に何百もの飲食店があり、誰の舌をも満足させることができると言える。オープンから3ヶ月経ったHITSUJIは、新しいものを求める流行に敏感な若い人たちにとって絶好の場所というのが売りである。
羊料理目当てで店を訪れると、メニューに羊が載っていないことに気づく。店名は店主・川口将史の干支である未(ひつじ)から取られたのである。羊の代わりに目にするのは、鳥取県から取り寄せた大山鶏のロティサリーチキンである。ハーフまたはフルサイズ(¥1380/¥2480)から選べるローズマリーでローストされたこのジューシーなチキンは、一品だけでもお腹いっぱいになる。しかし前菜も食べれるという方にはアンチョビキャベツ(¥580)がおすすめだ。パスタやその他のフュージョン料理も魅力的である。
「ワイン&クラフトビールの店」を謳うこのレストランは、クラフトビールが常時5タップ(S ¥650/ M<グラス> ¥950)とプレミアムモルツ(¥550)が提供されている。ワインは、約12種類(赤、白、ロゼ、スパークリング)の中からグラスまたはボトルで注文できる(¥550〜/¥2800〜)。自家製サングリア(グラス¥580)もあるので試してみてほしい。
HITSUJIはデートをするのに理想的な場所である。夜一人で飲みに出かけたり、仕事終わりにちょっと飲みにという方は、6席あるカウンター席に座って素敵な笑顔の川口と会話を楽しむのもいいかもしれない。店内は禁煙だが、道路に面した店舗入口のテーブルのみ喫煙可能となっている。