HIGHBURYは横浜の新しい、注目すべきバーの一つだ。ここでは、高品質なラガーやベルギービールのほかに、カスクエールも楽しむことができる。カスクエールとは何か簡単に説明すると、濾過されていないエールのことで、一次発酵後にカスクと呼ばれる木樽にビールを詰め二次発酵をおこない、1〜2日間「呼吸」と呼ばれる特別な期間を経て提供される。カスクエールについてもっと知りたい、または飲んでみたいという方は、ぜひ訪れてみよう。居心地の良い内装や、親しみやすいオーナーの安藤耕平など、他にも多くの魅力が詰まっている。
安藤がカスクエールの魅力に惚れ込み、その技術を学んだのはイギリス留学中のことであった。特に注目すべきは、2013年に日本に戻る前に、約7ヶ月間にわたりソーンブリッジ・ブルワリーでインターンをしていたことだ。日本帰国後はビール業界で働き、その後都内にHIGHBURYの1号店をオープンした。その成功を受け、横浜に2号店をオープンしたのである。
通常8つのタップが開栓しており、そのうちの2つはサッポロ黒ラベルと、エビスまたはチェコのピルスナー・ウルケルのラガーがつながっている。その他は、2〜3種類のソーンブリッジのビールと、ヒューガルデン・ホワイトやスタッフおすすめの国産クラフトビールがタップで提供されている。そしてもちろん、カスクエールも忘れてはならない。値段はグラスのサイズやビールの種類によって変わるが、ハーフサイズは¥800、フルパイントで¥1500ほどだ。ベルギービールはすべてボトルで提供され、いずれも世界トップクラスものばかりだが、価格もそれ相応に高くなる。
手頃な価格のおつまみも用意されており、シャルキュトリーから炙りマッシュポテトや燻製ミックスナッツといったシンプルなものまで、どれも1,000円未満で楽しむことができる。カジュアルで自宅のようにくつろげるバーカウンターや小さなテーブル席に座れば、どこか懐かしいアットホームな空間を味わうことができる。装飾は安藤がイギリスのアンティークショップで揃えたものである。
安藤は「昔のようにビールを提供したいです。伝統を守り、本物のビールを100年後も楽しめるようにしたいのです」と言う。素晴らしいミッションである!
Address | Naka-ku, Hanasaki-cho 3-99 1F |
Tel: | TEL: 050-1205-9956 |
Hours | Weekdays 15:00-23:00 Weekends 13:00-23:00 |
@highbury_the_cave_of_beer |