高温多湿で、長くしつこい日本の猛暑をじっと耐える私たちにとって、一年中常夏なのにカラッとした爽やかな海風が吹き抜けるハワイは、憧れの楽園だ。今すぐにスーツを脱ぎ捨てて真っ青な海に飛び込みたいけれど、次のバケーションはまだまだ遠い先……。そんな時には、横浜駅エリアの喧騒の中にありながら、癒しのアロハスピリットを感じられる都会のオアシス、ハレノヘア ハマボールイアス店を訪れてみてはどうだろう。
ハワイの神様・ティキのトーテムポールに見守られながら、サーフボードで飾られ、白を基調とした広々と明るい店内に案内されると、まずはコナ・ビールをオーダーしたくなる。フルーティーなコナ・ビッグウェーブ (¥750) か、はたまた、濃厚なコナ・ファイヤーロック (¥750)か。どちらでスタートするかはあなた次第。トロピカルドリンクをオーダーする際は、カラフルなパレオに身を包んだ、フレンドリーなスタッフにおすすめを聞いてみよう。店長の大川優によれば、店名から誕生したカクテル、ハレノヘア(¥880)はマリブやパイナップルを使い、そのいかにも南国らしいテイストと美しいグラデーションが特に女性客に人気だそうだ。
豊富なフードメニューから特におすすめしたいのは、アイランド・オニオンブロッサム(¥1,180)。大きな玉ねぎを丸ごと花のように揚げた一品で、サウザンドアイランドドレッシングとの相性が抜群だ。お腹が空いていれば、メインディッシュにライス、グリーンサラダ、マカロニサラダが添えられたハワイアンプラターがおすすめ。ロコモコ(¥1,280)やモチコチキン(¥1,180)、アヒポキ(¥1,380)、ガーリックシュリンプ(¥1,680) など、お好みのメインを選んで、お好きなセットを心ゆくまでどうぞ。そして、モチモチのパンケーキの上にトロピカルフルーツとホイップクリーム、さらにマンゴーソースがかかったハワイアントロピカルフルーツ(¥1,480)で締めくくるディナーは、もはや完璧と呼ぶにふさわしい。
店名のハレノヘアとは「かっこよい家、かわいい家」という意味。まるで家族が家に帰ってきたように温かく客を迎えるのがハレノヘアの信条だ。「ハワイが好きな人がたくさん集まるので、いつの間にか自分もハワイがもっと好きになる」と語る大川は、今日も飛びきりのアロハスマイルで店に立つ。おすすめは毎週末(金曜日~日曜日)に開催されるハワイアンステージだ。ハワイアンバンドやウクレレ、フラダンスの他、月に一度はタヒチアンダンスのステージもあり、大いに盛り上がる。ミュージックチャージはない。