関内駅徒歩1分のEverybody‘s Tableでは、本格的な中華とクラフトビールが楽しめる。代表の山口ゆきは、現在ニュージーランドでラーメン屋を2店舗とキッチンカーを展開しており、関内駅の再開発が行われる来年12月までの期間限定で、この店を開店した。
今年3月にオープンしたばかりにもかかわらず、ランチは老若男女の地元民で賑わう理由はその料理の美味しさと居心地の良さにある。シェフは、昨年12月に惜しまれつつ閉店した本牧の人気中華料理店、香(シャン)の店主、柴田順平が務める。提供される料理は、香で人気があった、よだれ鶏や麻婆豆腐(各¥1320)だけではなく、ニュージーランドで飲食店を経営する山口の経験を活かした、ビーガンやグルテンフリーのものも含まれている。店名のEverybody’s Tableには、「1つのテーブルを囲んで誰でも食事を楽しめる環境を提供したい」という気持ちが込められているそうだ。食の好みやスタイルが違っても、同じ店で時間を過ごせるアイディアは、多文化社会であるニュージーランドの影響を深く受けているからだろう。ニュージランドに影響を受けた中華料理店という新感覚なスポットで、食の多様性への理解を深めることができる。
11:30の開店から14時までは週替わりのランチ、14時から17時まではアペロタイムと呼ばれる軽食の時間、17時以降はディナー、そのように休むことなく営業しており、様々な利用方法ができるのも魅力だ。10タップのうち9つはニュージーランドや国内のクラフトビール(グラス¥950~、パイント¥1400~)が繋がれており、ニュージーランドのワインも豊富に揃っている。アペロタイムからゆっくり飲み始めてディナーを楽しむのもオススメだという。
来年の12月以降の営業形態は未定だが、場所を変えて残り続けてほしいほど、どのメニューも絶品だ。いつでも、一人でも、誰とでも気軽に立ち寄れる、Everybody’s Table はみんなのための店であり、あなたのための店でもある。何度でも通いたくなるような、素敵な店だ。