様々なクラフトビールを飲み歩いてきた気さくな濱口祥治・和香子夫妻が1年前にスタートしたのがSloth Houseだ。ゆったりマイペースそして長く続くお店がSloth=ナマケモノの由来だ。その名の通り、ゆるやかな時間が流れる空間で、美味しい食事を楽しむことができる。こじんまりした居心地の良いインテリアはカフェの様な趣だ。料理はオーナーの祥治さんがフレンチで修行した経験を活かして腕を振るう。
シェフの気まぐれ前菜3点盛り(1人前¥500 / 2人前¥880)は、ビネガーとレーズンの甘みが特徴のキャロットラペや、一見カキフライの様だが酢漬けのハラペーニョにチーズやベーコンを詰めて揚げた一品、マグロとアボカドはブラックオリーブに味噌と醤油を合わせた和洋風のタルタルソースでいただく個性豊かな一皿だ。丁寧な下ごしらえで柔らかく仕上がったポークスペアリブのロースト(1P ¥680 / 2P ¥1280)もぜひビールと共に楽しんで欲しい。自家製のBBQソースは香りがふわりと立ち込め、あなたが頼めば他の客も頼みたくなる、連鎖注文間違いない一品だ。1人前から注文できるので多くのメニューを楽しむことができる。
8つのタップにはプレミアムモルツ(¥600)の他、その時々のおすすめのビールが繋がっている(280ml ¥790~ / 380ml ¥1030~ / 473ml ¥1250~)。店長の和香子さんはビールソムリエの資格を有しており、迷ったら親切に教えてくれる。メニューの紹介文も丁寧で、自分のお気に入りビールとの出会いを演出してくれるお店だ。ナマケモノが描かれたオリジナルグラスで飲むビールを目当てにくる人もいるらしい。
Sloth Houseの温かい雰囲気は忙しいあなたをいつでも優しく迎え入れてくれる。ナマケモノのようにゆったりと新しいビールを楽しめる、そんなとっておきの場所になるだろう。