中原中也(1907-1937)は20世紀で最も偉大な詩人の一人だ。一般の読者から文学者まで、幅広い層から支持されている。人々は彼の心の叫びや普遍的なテーマ(愛、失恋、疑念、戸惑い、幸福)に惹かれることが多く、文学者は彼の独特な言葉のリズムや、ヨーロッパの詩、特にフランス象徴主義を取り入れた高度なテクニックを評価している。
中也は生まれた場所である山口県と関連づけられることが多いが、中学時代の思春期を京都で過ごしたのち上京し、その後は没するまで東京で暮らしていた。中也は生涯で詩集を二つだけ(数多くの未収録作品もあるが)残し、病のために鎌倉で夭逝した。第二次世界大戦後、彼の作品は「再発見」され、中也の名前は日本中に知れ渡ることとなる。
筆者は中原中也の詩を25年研究・翻訳しているが、今回、彼の初の詩集「山羊の歌」を翻訳した書籍を出版したことを皆さんにご報告したい。日英バイリンガルで、横浜で印刷したものだ。この本から一部ご紹介しよう。現在、この本はオンライン(brightwavemedia.com/shop)、または以下のお店でも購入可能だ。日本の多くの皆さんが彼の詩に親しんできたように、英語でもぜひ楽しんでもらえたら何よりもうれしい!
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