最高のハーバービューを眺めながら美味しい食事とお酒はいかが?…こんなお誘いにはいつだって心惹かれるものだ。レトロな建物の3階に佇む無国籍ビストロ&ワインバーBay Side Bistro 1-1 & The Rooftop。象の鼻パークを臨む店からは、そんな素敵な景色が広がっている。それだけではない。レコードアルバムのコレクションからはジャズやソウル、ポップスが流れ、雰囲気だけで既に完成されている。
厨房を仕切るのはベテランシェフの寺島雄三。50年以上にわたってフランス料理に心血を注ぎ、うち5年は本場パリのレストランにも勤務。フランス語も多少話せるそうだ。メニューは西洋と東洋のエッセンスを様々な形で取り入れたフュージョン料理。前菜には特撰シュウマイ粒マスタード(¥1100)や自家製チャーシューとミモレット(¥1300)を選び、それから鴨もも肉のコンフィ(¥3000)やシーフードパエリア (¥3200)といったスペシャルな料理をいただこう。筆者達は悩んだ末、シュウマイをぺろりと平らげた後にシェフおすすめのラムチョップのロースト(¥3500)をメインに選んだ。そのラムがとても柔らかくて肉汁もたっぷり。食べ応え十分なのだがあまりに美味しいので、ついお代わりしたくなる誘惑に駆られてしまった。
ドリンクメニューの一番の目玉は、ローテーションで出されるワインセレクションだろう。ほぼオーガニックのものが揃った中から銘柄を入れ替えつつ、グラス(¥900~)やボトル(¥4000~)で提供される。他にもカクテル(¥600~)やキリンラガー(生¥650)、キリン一番搾り(大瓶¥800)などが用意されている。
毎週金曜の夜ならびに貸切パーティーなど特別な場合には屋上のバーもオープン。グラス片手に美しい夜景と心地よい潮風に身を任せながらロマンティックな夜を過ごしたり、或いは二次会などグループで羽目を外してワイワイ騒ぐにもちょうど良い場所だ。屋上にはスタンディングスペースが十分あるほか、木樽のテーブルが数席、コーナーソファが1カ所。3階の店内はバーカウンター6席、テーブル16席となっている。これからの暑い季節に合わせて、ぜひ一度訪れてみて欲しい。