横浜の下町、弘明寺で、絶品の野菜マフィンと野菜スコーンを製造、販売している姉妹がいるという噂を聞きつけ、早速訪問してきた。姉妹が構える工房は弘明寺商店街から徒歩5分ほどの、大岡川に面した住宅街の中にあった。扉を開けて迎えてくれたのは、AS muffin代表で販売担当の姉の水島綾子。甘い香りの漂う工房の中では、製造を一手に引き受ける妹の智子が野菜マフィン作りの真最中だ。
AS muffinが提供する野菜マフィンと野菜スコーンは、横浜産の野菜やフルーツ、ナッツなど新鮮な素材を生かして全て手作りで作られている。自然な甘みとしっとり、もっちりとした食感が特徴だ。野菜嫌いな子供も食べられると評判の“人参ピーナツバターマフィン”や手作りキャラメルクリームの入った“キャラメルとかぼちゃマフィン”、サクサクのスコーン生地の“ほうれん草とチーズのスコーン”などメニューは多様で、毎月新商品が誕生しているという。
「マフィンを食べるのも作るのも好きで、自分が食べたいマフィンを作っている」という智子は、以前は一人でマフィンの店を経営していた。そこに、同じく食べることが大好きという綾子が加わり、2015年から姉妹での共同経営が始まった。姉の目から見ても妹はかなり職人気質だそうで、何度も試作を重ねて、智子の納得の入った商品のみがラインナップに加わっていくそうだ。ちなみにAS muffinの商品は野菜を多く使っており、サイズも小ぶりなため、「一人で3個食べても罪悪感を持たないおやつ。ぜひ色々な味を食べてみて欲しい」と綾子が言う。
AS muffinの商品は通販サイトまたは毎週土曜日に開催される直売日に入手することができる。午後1時頃から工房前のスペースで販売されるマフィンとスコーンの直売は、売れ切れ次第終了とのこと。また予約販売も可能なため、事前にオーダーをしておいて、工房でピックアップすることも可能だそうだ。ちなみにバレンタインデーを控えた今月の新商品は“ごぼうとチョコレートのマフィン”。笑顔の素敵な仲良し姉妹が作る絶品マフィンとスコーンで、楽しいバレンタインデーを過ごしてみてはいかが?