アメリカで28年間人気のロック・即興演奏バンドのプロミュージシャンとして活躍している大学の旧友が最近、私にレコードプレーヤーを買うように説得してきた。10代の頃、親から譲り受けたレコードプレーヤーを使っていたが、それはデジタルストリーミングやApple Music、Spotify、YouTubeが登場する前の時代のことだ。これらのサービスは手軽で、インターネットを通じて世界中の素晴らしい音楽に触れることができるようになった。しかし、その便利さの裏で、私たちは何か大切なものを失ってしまったのではだろうか?
曲の途中で次の曲にスキップするのは、今やあまりにも簡単になった。私たちはすぐに飽きたり、気が散ったりする。複雑であったり、創造性の高い音楽を最初に聴くときは、じっくりと聴き込むことが求められる。しかし、私たちは瞬時に満足感を得たがり、その結果、集中して聴く力を失いつつある。レコードを聴くという行為は、一種の儀式のようなものだ。スリーブからレコードを取り出し、ターンテーブルに置いて針をセットし、最後まで曲を聴いたら裏返す。かつてアーティストたちは、このフォーマットに合わせてアルバムを設計していた。片面30分という制約の中で、曲は意味のある順番で配置され、ひとつの物語が生まれていたのだ。そして今、多くのミュージシャンが再び、レコードという形でアルバムを構想するようになっている。
日本は、レコードバーの文化で世界的に知られている。そこでは、コーヒーやカクテルを楽しむのと同じくらい、音楽を聴くこと自体が大きな目的となっている。DJはまるで音の博物館の管理人のような存在だ。彼らはアルバムを選び、それが他の音楽に与えた影響や、アーティストの非凡な才能を示す作品として紹介することもあれば、その瞬間の空気感を反映するように選曲することもある。
昨年、レコードバー45ヨコハマがNPO法人である横浜シーサイダーのスポンサーになったとき、とても嬉しかったのを覚えている。以前から彼らのDJのパフォーマンス、そして優れたセンスを知っていたので、店を訪れる人たちにとって素晴らしい音楽を発見する機会になるだろうと確信していた。彼らのインスタグラムをチェックし、店で流れたアルバムの写真を見るのも好きで、知らない作品があればよく調べている。とはいえ、やはり実際に店を訪れ、DJが作り出す空間を体感しながら音楽を聴くのが、より良い楽しみ方だ。気に入った曲が見つかれば、自分のコレクションに加えてみるのもいいだろう。
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