ソフトウェア開発を行う㈱エヴァーグリーン代表取締役の廣木真一が、異業種展開で手掛けた『割烹おにぎり新緑』。もともと食べ歩きが好きな美食家で飲食業界の知り合いも多かった廣木が、昔から親交のあった関内の割烹料理「新田」の大将に監修してもらい、去年念願の店をオープンした。
テイクアウトも人気だが、店内2階のイートインコーナーは、木の質感を生かした和のしつらえで落ち着いた空間が広がっている。おにぎりの具材は基本の12種類から選べる。追加料金¥100(税抜)でさらに6種類から選ぶことが可能だ。人気の具材を聞いてみると「あさりの山椒煮」や「真鯛といぶりがっこの黒胡椒マヨネーズ和え」といった新緑オリジナルの一品が人気。お米は栃木県産コシヒカリを現地の農家から仕入れており、釜炊きのごはんは柔らかすぎず硬すぎず、絶妙な粒の際立ちで熟練スタッフの技が光る。使用している海苔は香りが良いものを、オーナーが何種類も試食して選んだという。出汁たっぷり卵焼きハーフサイズ¥660と、大山どりの唐揚げ¥220は、上品な味わいを気軽に楽しめる人気のサイドメニュー。中までジューシーな唐揚げは大きなサイズが特徴だ。単品メニューもあるが、店内で楽しむならセットメニューがおすすめだろう。取材時は、おにぎり甘味セット¥1680をオーダーした。具材が選べるおにぎり2個、唐揚げ、卵焼き、豚汁、黒ゴマプリンの、お得なセットメニューとなっている。
古くは源氏物語にも登場するほど、「おにぎり」は日本で昔から親しまれている食べ物だ。廣木は自信を持ってこう語る「現代における気軽で安い時短メニュー。そのようなイメージを変えたいと思いました。仕入れているものは全てこだわって選んでおり、味も研究を続けています。是非一度食べていただきたいと思います!」日本の美食ここにあり。輝く若葉が萌えいずる季節、新緑のおにぎりとレジャーシートをバッグに入れて、横浜の街に出かけよう!