根岸駅から気持ち良く散歩をしていると見えてくるのがレストラン シンだ。1978年創業で磯子区民に愛されてきたこの洋食店の看板メニューは白いハンバーグ。そのレシピは現オーナーの中込真氏が創業者である父親から引き継いだもので、こちら以外では食べられないという。
早速名物の白いハンバーグ(¥1200~)を注文。熱々のハンバーグを覆うように乗った白いソースは、確かにあまり見られないだろう。一口いただいてみると、ソースとハンバーグのコンビネーションの良さに驚く。酸味の効いたソースはホワイトソースでもマヨネーズでもない、この店だけのオリジナルの味だ。中込氏曰く、3世代に渡ってこのハンバーグを食べにきてくれるご家族もいるのだとか。デザートにはこれまた創業時から人気の抹茶のババロア(¥450)を。爽やかな抹茶が香る優しい一品だ。
「磯子区は横浜市の中でも昔ながらの物に溢れ、親しみやすく特に住みやすい。地域の方々に支えられてここまでやってこれた。そんな温かい雰囲気、そして磯子区の魅力をここから発信していきたい。」と語る中込氏。アットホームな空間と珍しいハンバーグに惹かれ、県外からやってくる方も多い。子ども連れからお年寄りまで楽しめるレストラン シン、ぜひ訪れてほしい。