*本文でご紹介したメニュー及び価格につきましては、消費税アップに伴い近々変更・改定される予定ですので、予めご了承ください。
海岸通にある赤レンガのビル、その中にアンカーグラウンドは入っている。航海をテーマにした居心地の良いお洒落な内装、そして店全体に表れている美学がいかにも港町横浜らしい雰囲気を演出している。窓の外の景色が変化するさまを眺めつつ、ゆったりと座って長居したくなる…まさにそんな雰囲気の店だ。カウンター席はおひとり様にはうってつけの場所、テーブル席は家族連れにちょうど良い。ランチメニューはとても美味しい割に値段はリーズナブルだ。「肉バル」として知られるアンカーグラウンドは上質の肉、それも特にステーキを専門としている。一般的に美味しいステーキはとかく値が張るもの。逆に、安い肉だと硬くてなかなか噛み切れず、食べるのに苦労する。だが、この店では上質で尚且つお財布にも優しい肉が味わえるのだ。
「牛ヒレステーキ定食」(¥1800)には味噌汁の他、アサリの煮汁と白出汁を使った野菜の蒸し煮が付いている。スライスされた肉は柔らかく、噛むと肉汁がジワリと染み出てピリッとわさびを利かせたグレービーにその風味が広がる。「サーロインのローストビーフ丼」(¥1500)はボリュームはあるもののヘビーではなく、程よく野菜も入っている。「チキンカレーライス」(¥1000)は食欲を掻き立てるスパイスの香り漂う一皿。運ばれて来るや否や、ご飯をすくってカレーとフライドチキンを勢いよく頬張ってしまいそうだ。
そしてデザートもお忘れなく!「チョコバナナパフェ」(¥850)は植木鉢に見立てた器にアイスクリームを敷き詰め、その上にホイップクリームとバナナが贅沢に盛られている。更には食用の花もあしらわれ、もはや美しく飾られた芸術作品のようなデザートー間違いなくインスタ映えする写真が撮れる。アンカーグラウンドは全ての面において安定感があり、見栄えの良い盛り付けと素晴らしい素材を使った調理で心のこもった食事を提供してくれる店だ。