街の中でカクテルバーは多く存在するが、クリエィティブで楽しい空間、また質の高いドリンクを提供している場所を探すのは難しい。Newjackは全てをかね揃えている。創業者・山本圭介は横浜出身で、12年間のバーテンダーとしての経験を生かし、常にフレッシュなアプローチを心がけている。
バーの名前はバーでよく聞く音楽のジャンル、ニュージャックスイングからきていて、ヒップホップとアンダーグランドグルーヴをミックスしたこのジャンルのように、Newjackでは野菜やゆず、コリアンダー、煙などさまざまな材料を用いて、クラッシックなカクテルをベースとし、新しくてユニークなカクテル作りを行っている。プレゼンテーションにもこだわりがあり、パイナップルの形をしたゴブレットや酒ますといった派手な器にカクテルが注がれる。また、フレアバーテンディングも楽しみの一つである。入り口に飾ってある大きなトロフィーケースはNewjackのバーテンダーたちの技術の証だ。
バーでは40種類以上のカクテル(¥900~)を提供し、毎週のように新しいバラエティを紹介している。リクエストがあればスタッフはそれにも答える。フードメニューは、ローストビーフステーキ(¥1280)やフィッシュ&チップス(¥1080)などの定番から日替わりスペシャルまである。我々が訪れた日は、ムール貝の白ワイン蒸し(¥1080)とバッファローウィング(¥880)があった。
店内は雰囲気を引き出すために暗めの照明で、50席ほどある。客は20代の若者から年配のカクテルファンが多く訪れる。カウンター席以外は全て禁煙だ。バーテンダーは英語が話せるため、日本語がわからない方でも気楽に行ける。