上星川駅の出口を出てすぐ目の前に大きな温泉があることに驚く人はきっと多い。満天の湯は、現代的な雰囲気でありながら、武士の時代を思わせるものが所々ある。入り口は江戸時代の浮世絵を再現して作られ、木造の家の村に木の橋が通っていて、伝統的な日本の風景やカゴが入口に並び、橋を渡ると門の上に飾ってある富士山の浮世絵の下を通る。そのアートワークのテーマは、施設内全体にいきわたっている。
お風呂場は、江戸時代の風呂場に足を踏み入れる感覚を与える(電気マッサージチェアに座るまでは)。ペパーミントやジャスミン、バラ、ジュニパーなど、いくつかの種類の湯船があり、季節や日によって変わるものもある。一番人気はおそらく漢方薬の風呂。漢方薬(入り口に入っると真っ先に匂いがする)が毎日4回お風呂に入れられている。フィンランドスタイルのサウナや様々なマッサージコースも体験できる。
満天の湯は温泉だけではなく、食事を満喫することもできる。うどん、そば、ラーメン、寿司や、抹茶アイスクリーム、あずき豆、餅などの和風パフェを提供している。また、「ジャズと落語の笑タイム」、ビンゴ大会、生演奏ライブなど、毎月様々なイベントが行われおり、団体、家族連れ、一人でも、老若男女満足できるだろう。
ほとんどの表記は日本語だが、温泉のルールや使い方は簡単な英語でも表示されている。入れ墨は禁止なので注意が必要だ。