コカ・コーラのボトルやサインボードに囲まれ、ジュークボックスから流れるポップスをBGMに、絶品のハンバーガーを頬張る。大さん橋近くの「ペニーズダイナー」は、良質のアメリカンフードと1950年代さながらのアメリカンダイナーの雰囲気が楽しめるお店だ。
ランチタイムは4種類のランチアイテムから選べる。ハンバーガー(サイドディッシュ付き)、本日のサラダ(パン付き)、チーズホットドッグ(サイドディッシュ付き)、本日のプレートがいずれも1,000円。サイドディッシュはコールスロー、フレンチフライ、ミニサラダ、ポテトサラダ、カップスープから選ぶ。ハンバーガーには、ブルーチーズ、チェダーチーズ、ベーコン、アボカド、ハラペーニョなど、多様なトッピングが用意されている(別途トッピング料がかかる)。ランチタイムドリンクとして、150円で各種ソフトドリンク、200円でミニビール(120ml)が注文可能だ。コナビール(850円)やカリフォルニアのクラフトビール(1000円〜)もある。私たちはチェダーチーズトッピングのハンバーガーセット(フレンチフライ付き)とベーコンとアボカドのサラダをオーダーした。ハンバーガーは本場のそれよりも幾分小ぶりだが、100%アメリカ牛を使用したパティは厚くてジューシー。サラダも、食材からドレッシングまでヴィーガンの細かい要求に一つひとつ丁寧に応えてつくってくれ、味わいはもちろん格別だ。ホスピタリティーに感動すら覚えた。
店内の奥には広めのオープンキッチンがあり、シェフがパティやバンズをグリルで焼いているところを見ることができる。店の中央にはカウンター席と、ゆったりとした4人席もいくつか設置されている。店員の制服もアメリカのものを使っていて、本当にここが2017年の日本かと思ってしまうほど。同行した米国人スタッフは、祖母が同じようなダイナーで働いていたため、「自分の小さい頃を思い出して懐かしい」と笑っていた。5月の爽やかな気候の横浜で、古き良きアメリカンに浸ってみてはいかがだろう。